◯と編集社 理事 @ 自転車事業部 grav bicycle

日本一の自転車冒険家

小口良平(おぐち りょうへい)

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小口良平さんの”へんあい”

好きな自転車を職業にするほどの偏愛です。


最初は、私にとって自転車は出発地から目的地までの「移動手段」でした。しかし、自転車は過程のすべての時間が貴重な経験であり、むしろ目的地よりも魅力的な出逢いがありました。その移動手段である自転車そのものについても興味が湧くようになり、人力であるからこそ大切な要素が詰まっている自転車が大好きになりました。


その喜びを多くの人と共感したいと思い、サイクリングガイドをするようになりました。初心者から上級者の方を満たすコンテンツをつくるために、多種多様な自転車を扱うようになりました。

「ユーザーの多様性」☓「自転車の多種多彩」=自転車偏愛を高めたと思います。ひとりで乗っているだけでは、ここまで偏愛が強くならなかったと思います。他者との共感性が強い承認欲求を生み、強い偏愛性を生みます。


好きなことをビジネスにするためには、どこかで自分の好きなモノのレベルを落とすことが必要です。好きなものを多くの方に理解してもらうために、初心にかえって、ある種の我慢のストレスが必要でした。

しかし、今ではその自分レベルと他人レベルの帳尻を合わせられるようになり、さらに自転車愛が深まりました。


小口良平さんの”へんれき”

1980年生まれ、長野県岡谷市出身。自己嫌悪の塊だった学生時代。目立つことが大嫌いで、みんなと同じことをすることで、隠れるように生きていました。特技もなく、成績も普通、人から求められるような人気もありませんでした。だからこそ自分の人生を変えるチャンスをずっと探していました。そんな時、大学卒業間近の初の海外旅行で、チベットを訪れます。そこで世界の多様性を知り、人生一度のチャレンジを自転車世界一周に賭ける決意を固めます。


5年間のサラリーマン生活で約1,000万円の旅の資金をつくり、2007年~2016年の約8年半、世界157の国と地域、155,502㎞の自転車旅に出る。自転車旅での日本人最多渡航国数の記録を樹立。


「他人と比べない生き方」「続けることの大切さ」「夢は発信することから始まる」「百聞は一見に如かず。百見は一験に如かず!まずは知ることから始めよう!」


自転車旅を通して、以上のことを学びました。


帰国後は、旅で得た経験、世界の多様性を伝えるため、イベントや講演会、メディアに精力的に出演。現在は、各地でサイクルツーリズムアドバイザーとして、マップ作成や観光商品開発、環境整備、地域おこしで活躍中。

2018年ガイド団体:諏訪湖八ヶ岳自転車活用推進協議会(スワヤツサイクル)設立。2019年6月、長野県サイクルツーリズム推進協議会(Japan Alps Cycling)ー副代表就任。2020年、一般社団法人◯と編集社 理事に就任。アクティビティー拠点「grav bicycle station」をOPEN。

ブランディングや人材育成、また誰かの夢を応援するプログラム「自転車冒険塾」を開講予定。2021年東京オリンピック聖火ランナー予定(長野県諏訪地域第一走者)


さらなる次の夢は南極、月への自転車旅。


著書:スマイル!笑顔と出会った自転車地球一周157ヵ国、155,502㎞(河出書房新社)


「果てまで走れ! (河出文庫)」


小口良平さんの”これから”

ある小学生が言いました。


「陸上のコーチになりたいけど、それでは食べていけないから、整体の勉強をする。」


陸上のコーチだけで食べていけないと、誰から教わったのでしょうか。周りの大人たちが子供の選択肢を狭めていませんか?本当に楽しいと思えることを業とし、働いている感覚ではなく仕事をする大人の背中を見せたい。


帰国後の私の活動は、自転車をハブとして、【教育】【健康】【環境】【観光】【ものづくり】振興をし、関係人口を増やしています。南信州で生まれた子供に原風景となる場所を遺し、いつか帰ってきたい故郷と思ってもらいたい。


「なりたい職業がなければ自分でつくる」


誰もが周りに気を遣わずに夢を語れる世の中にすることが、私のmissionです。


個人的には、自転車冒険塾の開校、世界196カ国&南極大陸自転車走行、月面自転車旅を実現したいです。


辰野町・下辰野商店街にグラバイステーションをOPENしました!

レンタサイクルやサイクリングツアー、時間貸しメンテンナンススペース、更衣室&シャワールームあります。またプライベート相談(ツアー、メンテナンス講習)をしています。

金、土、日曜日 10:00-17:00

ファットバイク、グラベルバイク、eバイク、折り畳みeバイク、子ども用自転車(7歳以上〜)、サイクルトレーラーをご用意。

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